アナログ写真集　中国　北京・丹東編

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北京・丹東編

大連編

　　　　　初めての中国出張は１９９１年６月北京から夜行列車で約１８時間、北朝鮮との国境の町・丹東でした。
　　　　　全部で１０日間の出張でしたが、行きも帰りも北京で１泊と、割りと楽な旅でした。

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北京の市街地

ホテルの窓から

明王朝を倒した農民軍の指導者「李自成」の銅像

　　今と比べると信じられないぐらい車が少ない。その代わり自転車が多かった。

郊外ではまだ、馬車がいました。

壊れかけた万里の長城　整備された八達嶺などの
ほかに、こんな長城が各地にあるらしい。

万里の長城　八達嶺の入口
世界遺産：万里の長城

　　万里の長城　馬が５頭並んで通れるという八達嶺ですが、狭いところもあるようです。

北　京　駅

我々の乗った列車の最後尾に1両、こんな客車が連結されていました。行先表示板　平壌－北京

丹東のホテルの前にいたサイドカー
公安（警察）のものか。

いちご屋さんと値段交渉をしています。

丹東で見かけたＳＬ

北朝鮮との国境　鴨緑江の石碑

　このころ、中国には人民元（正確には人民幣レンミンビーＲＭＢ）と外貨兌換券 (FEC) がありました。空港で両替すると兌換券をくれます。
　外国人用ホテルや友誼商店（免税店のようなもの）では、兌換券しか使えませんし、人民元では外貨に戻すことも出来ません。公式には
　人民元と兌換券は等価なのですが、闇ではかつては何倍もしました。この当時はそれほどでもありませんでしたが、我々が街で買い物に
　兌換券を出すと通訳の女性がそれをしまいこんで、自分の人民元で支払います。中国人が外国に行く時、外貨を取得するのに制限がある
　ので、特に通訳のように外国に行く機会のある人は兌換券をほしがりました。このころは、鉄道の運賃やホテル、故宮の入場料まで、
　外国人は別料金で中国人の何倍もの料金を取られました。兌換券しか持っていないので、ごまかしようがありません。外貨兌換券は
　１９９５年に廃止されました。外国人の特別料金も今はないようです。

　お土産を買いに百貨店に行ったら、中国風の大きな扇子が１元、当時のレートで２５円ぐらいで、会社のお土産にちょうど良いと５０個も
　買った人がいました。自転車のベアリングの玉まで売っていました。
　昼休みに街を歩いていたら、おじいさんがトウモロコシで出来たお菓子を売っていました。丸くて細長い40Cmぐらいのお菓子で、なぜか
　おいしそうだったので買ってみたら３個で0.1元、1個1円もしません。子供のおやつのようです。でも塩味がしておいしかった。

こちらは新婚さん、特に意味はありません。

中朝国境の橋中朝友誼橋

対岸は北朝鮮　川の中央が国境です。

遊覧船乗り場

北朝鮮側の写真７枚

日曜日、遊覧船に乗ったら北朝鮮側の岸、ぎりぎりまで行ってくれました。　国境侵犯です！！　でも中朝は友好国だから問題になりません。

赤い幕に朝鮮人民万歳と書いてあります。多分？！

右の写真：ちょっと分かりにくいですが、手前と奥と２つ橋があり、手前の橋が橋脚より右がありません。
これが鴨緑江断橋、朝鮮戦争のときアメリカ軍の爆撃で壊されました。

中国公安の水上艇

丹東駅

山の上から見た鴨緑江
右端に鴨緑江断橋が見えます。

毛沢東像の前で記念撮影

日本に帰る日、工場のみんなが駅まで見送りに来てくれました。列車の窓からパチリ。

　丹東から北京に帰る夜行列車の４人用コンパートメントに、私と会社の同僚と、２人の中国人が同室になりました。この２人は大阪市役所
　を訪問するそうで、お土産に漢詩の掛け軸を持っています。２人は日本語が出来るので、漢詩の翻訳は出来るのですが、詩としてはどう訳
　したらよいかと相談してきて、４人でああでもないこうでもないと盛り上がりました。こんなふれあいは楽しいものです。